電通国際情報サービス ISID、長野県信連の信用リスク管理システムを構築~「BANK・R」の「格付・自己査定」「顧客情報管理」「信用リスク計量化」システムを提供~
2012-01-11
ISID、長野県信連の信用リスク管理システムを構築
~「BANK・R」の「格付・自己査定」「顧客情報管理」「信用リスク計量化」システムを提供~ 2012/01/11 株式会社電通国際情報サービス 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、長野県信用農業協同組合連合会(本店所在地:長野県長野市、代表理事理事長:花岡 佳市、以下長野県信連)に、地域金融機関向け統合ソリューション「BANK・R(バンクアール)(http://www.isid.co.jp/solution/finance/bankr.html)」の「格付・自己査定」「顧客情報管理」および「信用リスク計量化」システムを導入しました。本システムは、長野県信連の信用リスク管理の高度化を支援するもので、2011年7月に稼働を開始し、現在安定して稼働しています。 ■背景■ 系統金融機関※1である長野県信連では、融資業務のさらなる強化に向け、信用格付制度の再構築を基盤とした信用リスク管理の高度化に取り組んでいます。そのため、取引先の信用情報を定量的に把握する信用格付モデルを再整備するとともに、その信用格付モデルと柔軟に連携できる融資業務システムの見直しを検討していました。 ■採用のポイント■ 1.信用格付業務を支援する豊富な機能を備え、さらに関連業務システムとシームレスに連携信用格付は、取引先の信用力を統一的な尺度で把握し、与信ポートフォリオ全体を監視するために欠かせない業務であり、信用リスク管理体制の高度化を図る基礎となります。「BANK・R」は、内部格付体系の整備、信用リスク量の計測、与信ポートフォリオ・モニタリングなど、信用格付業務を支援する機能を備えています。また複数の融資関連業務に関わる顧客情報を共通プラットフォーム上で一元管理できるため、関連する各業務システムから信用格付情報を参照するなどのシームレスなデータ連携が可能となります。これらの豊富な機能とデータ連携の柔軟性が採用のポイントとなりました。 2.中小企業向け融資業務に対応した機能と、多数の稼働実績「BANK・R」は、業務縦割りの顧客情報を統合し、本部・営業店における営業支援・審査支援・経営支援システムを共通プラットフォーム上でシームレスに融合した地域金融機関向け統合ソリューションとして、約80の金融機関で採用されています。「BANK・R」の主要なラインアップである「格付・自己査定」「顧客情報管理」および「信用リスク計量化」の各システムについても、中小企業向け融資業務に対応した機能を豊富に備えていることから、地銀・第二地銀を中心に、地域密着型金融を目指す地域金融機関において数多く稼働しています。 3.柔軟性・拡張性を備えたパッケージであり、様々な格付モデルに対応「BANK・R」は、地域金融機関の業務支援システムに必要な機能を豊富に備えたパッケージソフトウェアでありながら、格付モデルなど、金融機関ごとに要件が異なる機能については柔軟にカスタマイズすることが可能です。今回の導入にあたっては、財務情報から格付指標を算出する財務格付モデルとして、全国の系統金融機関で初めて中小企業信用リスク情報データベース(CRD)※2モデルを搭載し、中小企業・個人事業主向け融資の格付指標を従来よりも精緻化することを可能としています。系統独自の格付システム「系統信用格付システム」との連携等と併せ、長野県信連の融資業務を包括的に支援するシステムを実現しました。 ■システムの導入効果■ 本システムの導入により、延滞発生や財務諸表取得などの事象が発生した時点で、格付や債務者区分を随時見直すことが可能となり、信用リスク管理の高度化が実現されたほか、従来半期ごとに全債務者の概況を見直していた自己査定業務について、年間を通じて職員の業務負荷を分散・軽減することが可能となり、業務の効率化を実現しました。また信用リスク計量化に必要なデータ整備が可能となったことから、個別与信ベースだけでなくポートフォリオベースでの信用リスク管理が行えるようになり、長野県信連全体のリスク管理高度化を実現しています。 長野県信連では、今後も信用リスクの高度化・融資業務の効率化を通じた地域金融機関としての業務態勢強化を目指しています。またISIDでは、今後も地域金融機関の業務の高度化・効率化を支援する「BANK・R」の強化を図り、地域金融機関の経営力強化と顧客満足向上を支援することにより、地域経済の発展に貢献してまいります。 ※1系統金融機関:農業協同組合(農協)、漁業協同組合(漁協)、森林組合、水産業協同組合(水産協)とその上部機関のことを総合して系統金融機関という。例えば農協の場合は「農協-信連-農林中央金庫(農林中金)」のように、市町村レベルの単位組合、県レベルの連合会、最上層である農林中金と三層の構造になっていることからこの呼び名がある。
※2中小企業信用リスク情報データベース(CRD):一般社団法人CRD協会が運営する中小企業に関する日本最大のデータベース。2011年4月現在、約280万(法人・個人を合わせた債務者数)の中小企業データが蓄積されている。 ご参考資料 長野県信用農業協同組合連合会 概要 社名